5/30ウェビナーがあったので見ていたら、亜鉛の重要性に関するレクチャーに出会いました(^ ^)
診療時間の合間だったこともあり、部分的にきけないところはスタッフさんにメモをとってもらいながら、何とか参加です。要点としては、日本人は亜鉛不足が多く、脱毛・皮膚炎・シミなどの原因のひとつとなっているとのこと。食事から摂取するたんぱく質量が足りなかったり、亜鉛自体が吸収されにくい性質のせいみたいです。亜鉛欠乏による脱毛や皮膚炎は有名ですが、シミにも関係してるんですね!
亜鉛はSOD(Superoxide Dismutase)というメラニン産生を抑制してくれる酵素の活性に重要であるため、亜鉛欠乏はメラニン増加につながるとのこと(*_*)
そして、シミでお悩みの方に亜鉛30mg/日を摂取していただいたら、シミ治療の結果がよかったとのことでした。もちろん食事アドバイスでたんぱく質を増やしたり、ビタミンCを1日2-3g摂取も併用されている様です。また、亜鉛がメラニンだけでなく毛穴治療にも有効だった症例もあると、なんだか良さそうですね。
亜鉛は臨床の現場でも、広く用いられており、脱毛でお悩みの方や難治性皮膚潰瘍の方に、亜鉛の検査をする場面もよくみられます。また局所治療にも用いられ、創傷部位の抗炎症作用や上皮化促進作用(成長因子発現亢進)を狙って使用する場合もありますφ(..)
ややこしい話になりましたが、「亜鉛」が大切だよ、という話でした。