私は大学卒業後、地元の3次救急病院で2年間、緊急時対応を中心に勉強させていただきました😊その後は、基礎研究をいかした臨床経験を積んでいきたいと思い、皮膚科・形成外科講座に入局し、沢山の出会い・チャンスを与えていただきました。臨床では主に熱傷(ヤケド)を担当させていただくことが多く、悲惨な火事現場から運ばれてくる患者様と、ご家族を含めて長い付き合いで苦楽を共にしますので、1人1人の患者様との思い出が深く…皆様は元気でしょうか、忘れられません😭
私が憧れた先輩医師はみんな、人格を含めて論理的な思考に優れていて、英論文もサラッと指導してくれて、基礎研究を本当の意味で大切にしていて、「私もそんな医師になりたい」と思い、暇さえあれば論文をたくさん読んで研鑽を積みました🧐入局3年目には、当時所属していた大学ではできなかった、基礎研究が盛んな他大学へ1年間の国内留学もさせていただき、そこでも本当に素晴らしい先生方と巡り合い、沢山の刺激をうけ、念願の研究漬けの毎日が幸せで、これが私の人生のターニングポイントでした。基礎研究を学ぶことで、自分の中で1つ1つ、臨床を含めて色々な事が…点と点が繋がって線になるような、そんな感覚が楽しかった日々です。臨床に戻った後は形成外科の手術や論文作成を中心に学びました。田舎の皮膚科と形成外科が一緒になった講座に入り、幅広い経験を積ませていただく中で、専門医取得への思いは次第になくなり、私なりにしっかりと学び、誠実に患者様と向き合えばよいかな、と思うようになりました。その後、自身も30代を迎えて色々な悩みも抱くようになり、”美容医療”を学ぶために単身上京して大手美容クリニックで勤務し、現在に至ります。
医局時代の、オペ漬けや研究漬けの生活も意外と楽しくて、夜通しの手術も上司が愉快な先生だったので、変なハイテンションになって楽しめてはいたのですが、ちょっとした後遺症で、静脈瘤が重度となり、足は拡張した血管だらけ😂数分でも立っていると足がむくんでしびれるので、サポーターなしでは歩けず、スカートはロングしかはけませんが😅(そのうち手術うけます…)
医師としての道を色々と模索し、様々な出会いの中で、結果として自分がはじめに思った道とは違う道をすすむことになりましたが、全ては今につながっているので、良かったのだと思います🥰皮膚科・形成外科の保険診療に加えて、美容外科・美容皮膚科とひろく学ぶ医師は多くはないので、これは私の強みでもあると考えています。 常に学ぶ姿勢を忘れずに、感謝を忘れずに、謙虚に生きていきたいと思います💨