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その施術、直後から効果が出る?

あっという間に今年も残すところ、あとわずかになりました。いよいよ本格的に冷え込み、ウイルスも流行しやすい時期です、どうぞ皆様もご自愛ください。

さて、丈夫が取り柄の万年皆勤賞な私は、今日もはりきって出勤しております🥰寒いこともあり、朝は布団から出たくない自分と闘っていますが😂当院に通院してくださっている方から「こちらに通院し始めてから綺麗になったと周りにほめられた、気持ちが明るくなれた」と言って頂いた時が、「あーこんな小さなクリニックだけれど、やっていてよかったな」と嬉しく思う瞬間です、またしばらく頑張れそうです。うちは広告を出していないので、新しく来院してくださる方は圧倒的に、既存会員様からのご紹介で来られることが多いです🙏感謝🙏クリニックを通じて出会った沢山の方とのご縁を大切に、人として誠実に、学ぶ姿勢を失うことなく、日々精進したいと思います。(私の細かすぎる施術へのこだわりに付き合ってくれるスタッフにも、感謝感謝です😂)

さて今年最後のコラム、最初のトピックは、よくご質問を頂く「その施術、直後から効果がでますか?」という点についてです。

これは、もちろん施術によりますが、基本的に長期目線で本当に肌を変えていくという意味で、美容皮膚科での治療というのは、数週間単位でその効果の真価が分かる物が多いということです。

美容医療従事者の方には伝わるかなと思うのですが、施術によっては(特に熱を利用したものや・たるみや引き締め施術など)、直後感をしっかり出すためには、長期的な効果が落ちてしまうことを承知しなければならない事もあります。分かりやすくいうと、施術直後きゅっと引き締めたい時に使う設定と、数か月目線の組織学的な変化を狙う設定はちょっと違ったりするのです。最近はその中間となるように、両者をバランスよく取り入れていくことも多いです。ただ、何か月後にピークをもってきたいかというのは、ある程度調整できるところなので、患者様が「数日後に写真を撮る予定があるからキュッとなるようにしてほしい」と言われる場合と、「長期的に継続してたるみをケアしていきたいんです」という場合は、使用する設定を少し調整した方が、その方の希望に沿った治療ができることもあります。

もちろん、我々病院側は、患者様とのお話の中で、そのニーズをくみ取り、かみ砕いて治療として提供していくわけで、希望に沿った形にしていくためには、コミュニケーションが大切だと思います。「直後、実感したい」⇔「長期目線で治療したい」、「痛みが不安」⇔「痛みには強い」、「絶対にダウンタイムをだしたくない」⇔「ダウンタイムは許容でしっかりしてほしい」、こういったニーズを細かく認識して、さらに前回治療への反応性(熱でむくみやすい・一過性の皮疹がでやすい肌質・赤みが出やすいが引きやすいなど)を評価して、細かい設定を調整をしていけるところが小さなクリニックの強みでもあると思うのですが、この許容できる「ある程度の痛み」や「ある程度のダウンタイム」というのも人によって個人差があるのと、そこを狙って施術を細かく設定しても、どうしても思わぬ差異が生じる可能性も残る点が、難しいところでもあり、興味深いところでもあります。誰にでも大きな問題はなく、ある程度まずまず効くであろう設定というものもあるのですが、それでは限界があって、同じ機材を持ってしてもこだわるととことん深いのが、美容皮膚科の面白いところだったりします🥰

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ちょっと話が変わりますが、最近は美容医療が普及したからか、「ボトックス・ヒアルロン酸で違和感が」なんていうネット記事も散見しますし、実際にこのような情報をうけて「ボトックスやヒアルロン酸はこわい。他の注入製剤でなんとかしてくれ。」といわれるご相談も多いです。ただ、ボトックスって万が一嫌だと感じた場合でも、基本的には2週間後をピークに緩和されていきますし、ヒアルロン酸はいざとなれば溶かすことも可能ではあるのですが、救いを求めて手を出したはずの”他の製剤”は修正不可能の物なんかも多々含まれていますので、実はよく聞く物を避けた結果、余計に難易度の高い物に知らぬ間に手を出していた、なんていうこともありえるのです。

「レーザーは怖い、コスメだけで何とか綺麗にしてほしい」という要望でも、シミに効くような強力なコスメ(外用剤)は、皮膚の菲薄化、難治性の赤ら顔、ビニール肌のリスクと隣り合わせな上に、シミへの効果は表面的ですぐに再発してしまうという欠点もありえるのです。どの施術にもメリット・デメリットはあり、魔法のようなものはないのですが、過去ものすごい数の美容施術が出ては消え、出ては消えを繰り返し、最終的に残ってきている物が現在の定番治療だったりするので、個人的には美容医療においてベーシックな物に対しては、必要以上に恐れて忌避する必要はないと感じています。

ボトックスもヒアルロン酸も、自然な範囲で取り入れてあげれば、本当に心強い味方だと思います。特にボトックスは人によって効き方が変わるので微調整は必須で、はじめからシワを根絶しようとしすぎず、初回は控えめから始めて、調整していくと良いと思います。最近は海外の美容皮膚科でサービスで色々な所にボトックスを打ってもらえる事になって、折角だからと色々と打ってもらったら、表情に違和感がでたというお話もききます。(内科や歯科で打たれたというのもききます、普及していますね🙄!)まずサービスとは何ぞや?と思わなくもないですが、それがボトックスだったのか他のメーカーのだったのか、どこに何単位打たれたのか、どのくらいの深さに打たれたのか、それは打たれた患者さんでは分からないことが多くて、打った人のみ知っていることなのと、とりあえずは今回の効果が切れるまで待って、次回に1から調整させて頂くしかなかったりします🙇‍♀️ボトックスに限らず、初めましてのクリニックでいきなり全力治療をすると思わぬ副事象やトラブルが起きたりすることもあるので、基本的には微調整していくことが多いですし、肌質や施術内容にもよりますがそのくらいの慎重さはあってもよいと私も思っています。(明らかにこれ以上効かないであろうコース設定を漫然と提供したり、材料的に無理がある治療を代替選択肢を提示することなく提供したり(シミに液体窒素してみたり?)するのはどうかなとは思いますが、これはまた別の問題がありますね)

いつもながら思いついた時に、その時の思いのままを書きなぐっているため、脱線しまくりのコラムですが、最後までお読みいただきありがとうございました😂皆様、今年も1年ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください🙏♪