ピコシュアのWEB講演で勉強させていただきました💁♀️演者の先生は、ご自身のクリニックであらゆるレーザーをお持ちになっていて(ピコレーザーも主要なものは全部使用されている!)全てを比較した上で、各々の機器に関して良かった点・悪かった点などを、とても率直な表現で分かりやすく伝えてくださる、とてもありがたい講演です🤗今年の美容外科学会には先生の講演を聞くためだけに参加したと言っても過言ではありません😇意外に思われるかもしれませんが、本格的なレーザー治療は皮膚科よりも、形成外科で行われる病院は結構多く、レーザーの本格的な話は外科系の学会で聞けることが多かったりします🙄レーザーを扱うクリニックで全国的に有名な先生って形成外科の先生が多いのでは…🧐⁉
ピコレーザー比較!
「PIH(炎症後色素沈着)をおこさない程度での照射」、「テープ保護のいらない優しさ」をもったシミ治療において、従来のレーザーと比較して、ピコレーザーには優位性があると思います。ピコレーザーを全種使用されている先生の率直な意見として、各機種【「パルス幅」と「波長」の視点で】を比較した時に、シミ・くすみの治療はじめにおいてはやはりピコ秒のパルス幅と、メラニンの吸光度の良さのバランスが最大の強みとなり、「ピコシュア」の魅力があります🤓 リジュビネーションでいくと、ヤグの良さもあると思うのですが、トーニングでは頻回の照射が必要だったり、フラクショナルではダウンタイムがでやすかったりで、少し工夫しないと厳しい側面があり、やはり世界的にみてもピコシュアが主流になっているような🙄 また、「トーニング」ひとつを例にあげても、アレキと、ヤグとでは狙いが全然違うので、どの機械でトーニングをしたかによって、全く違う治療をしていると思わないといけません🤔「トーニング」って「ピコトーニング」か「普通のトーニング」か、つまりパルス幅で区別されがちだと思うのですが、波長とのバランスこそが大切なので、「何を狙って、どの深さに効かせる治療なのか」を考える必要があり、患者さん目線でいくと「どの機械でトーニングするか」にこそ注目してほしいのです、それによって全く違う治療を受けていると思ってほしいのです🙄こういう事って、意外と知られないまま、何となく施術の名前で治療が選択されている事が多いのかもしれません💦エンライトンとかで数か月に1回トーニングしている人は、少し施術間隔を2週毎にするとか考えなおした方がよいかも💦 クリニックでの導入機器を選定していく際、レーザーを含めて美容機器って本当に沢山あって、地域性やニーズを含めて考える必要があります。「どのピコが良いの?」という議論が一通り終わった現在、世界規模でピコシュアの人気は凄まじく、とても高価な機械で、納入までの待ち期間も長い状況ですが、それでもやっぱり魅力的なのです😇
フォトとレーザーの使い分け
Qスイッチ(従来型のレーザー)では、少し攻めすぎになってしまう症例に対して、ピコレーザーが登場したことで治療の選択肢は大幅に広がったと思います。それでは、フォト治療の立ち位置はというと、お肌全体のマルチな底上げ効果、赤みへの効果などといった点で、やはり根強い人気・魅力があるのです💫クリニックで用いられるフォト治療というと、従来のものと比較して高出力での治療が可能になった「ルメッカ」か「アイコン」の2択と思っているのですが、赤みへの効果もかなり高いこと、優秀な冷却装置、フラクショナルレーザーにもなる汎用性という点でアイコンに勝るフォトはないのでは、と思っています。フォト治療って、漫然と弱い毎月照射を10回、20回と続けていくものではないと思っていて、美肌治療の導入に、肌全体の底上げ効果を狙ってバシっとやるイメージで用いることが多く、アイコンでいうと1回の治療で実感して頂ける効果は大きいのです😳
肝斑の概念
だんだんと話がそれていきましたが、講演の中では、シミ治療における注意点として「activity of melanocyte」の概念がよく提唱されています。ザックリ言っちゃうと、「施術をうけようと思った時、お肌の敏感さがどの程度か」によって、治療方針を組み立てていきましょうというイメージです。この説明が本当に分かりやすくて好きなのですが、お肌が敏感な状態の時に、刺激的な治療をしてもうまくいかないよね。という事です🤓【敏感な状態を改善する(メラノサイトの活動性を抑える)治療】と、【今あるシミを壊して追い出す(ケラチノサイトの破壊をする)治療】の組み合わせで、どの状態に、何をしているのかを評価し、考えながら治療をすすめていくイメージです🥰長年の経験を、余すところなく伝えてくださる先生のお話は、とても楽しく勉強になります😍
今回はこの辺で🤗