画期的な治療
クリニックのホームページに「画期的」と書いてあると、なんだかとっても凄い治療に思えますね。ただ、それは誰にとってどう画期的なのか、をきちんと伝えなければといけないと感じています🧐 例えば、「コラーゲンピール」は、TCAという【コラーゲン造成効果は高いけれど、刺激が強すぎてうまく扱うのが難しい成分】を、【過酸化水素と配合することによって、表皮へのダメージを最低限に抑えて使用することができるようになった点】で「画期的な治療」と言われています😊つまり、TCAをうまく扱えるようになった点、塗布するだけで真皮まで働きかけてコラーゲンを増やしてくれる点で画期的で斬新な施術になります😘また、スネコスは【アミノ酸と非架橋ヒアルロン酸を特殊な配合比率で組み合わせることで、自身の肌組織自体を変化させていく点】が画期的な施術といえます💫こちらも注入するだけで、コラーゲンやエラスチンを造成してくれる点が魅力の施術だと思います🌸私も大好きな施術で、定期的にうけたいものなのですが、「画期的、斬新」のワードが一人歩きして、「1回の施術で劇的に肌状態が改善する画期的な治療」と、過度な期待を生むように誘導してはいけないなと感じるのです💦(2つとも、回数を重ねて地道に効果を出していくタイプの施術🙆♀️)
直後感と効果
コラーゲンピールもスネコスもそうですが、自身の組織を変化させていく施術は、効果がワンテンポ遅れてくるために説明の時には注意が必要ですね🤗ヒアルロン酸みたいな充填剤のような即効性には欠けるものの、自然なエイジングケアが可能になるのです。特にスネコスやダーマペンの様な針を刺すものは、施術直後に一時的に腫れ感がでるため、小じわや毛穴が無くなったように感じます。そしてその後、腫れが引いてきた時にまた小じわや毛穴が出現したように感じるために、効果がなくなったと誤解されがちですが、これらの施術効果は施術後1-2ヵ月後にもジワジワとでてくるため、施術直後のむくみに一喜一憂してはだめなのです🙄この辺りの説明が不十分だと、患者様の落胆は激しい印象です💦
意味ない施術?
これは他の施術にも言えることですが、事前説明や、適応を誤ると「意味のない施術」なんて言葉が躍ってしまう気がしています💦もちろん、施術の効果や副反応には肌質にもよって個人差がありますし、自宅での環境要因も加わってくるので、事前に想定した経過をたどらないこともあります🙄が、ある程度の経過を想定することはできるのです👀流行要素のある美容業界で長年残ってきている施術・治療は、やはり何だかんだ言っても、色々なものが淘汰された後、良いものが残ってきていると思うので、長年親しまれている施術が金ドブと言われるのであれば、何か理由があるのだと思います😢(施術説明時の認識のずれや、そもそも適応でなかったなど??) ただ、自身のクリニックに導入している施術の悪い点などは、実は意外と伝えられないまま施術が行われることも多いのは本当で、我々医療者側はそこを包み隠さず話す必要があると感じています🤓(隠せば結局は信用を失うことになりますし、美容皮膚科は長く付き合っていただくものだと思っているので😖) 最近では、ボトックスなども色々な使われ方をするようになり、「え!そんな使い方もしちゃうの?!」というくらい、広く適応されている印象ですが、使用する部位によってはデメリットもあるため、あまりオススメしきれない部位は適応に加えておりません…💦ボトックスやヒアルロン酸など、変な顔になるのではないか、とマイナスイメージを持たれがちな施術も、適応を選んで使用すれば、本当によい施術だと思うので、悩まれている方は一度、ご相談いただければと思います💫