1. 院長あいさつ

    患者様ひとりひとりと誠実に向き合います

  2. 当院について

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  3. 施術料金表

    高品質な施術をお得な価格で

  4. 初診予約

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  6. お悩み別ページ

美容医療の理想と現実

温暖化というものを肌で感じた1年でしたが、はやいものでもう今年も残すところあと数日!ばたばたしているうちにすぐに新年度になっていそうです😂ありがたいことに、当院も4年目に突入しようとしております。開院当初からずっとご来院頂いている方や、県外から新幹線で通院してくださる方など、想像していたよりもずっと沢山の方との出会いがあり、感謝しかありません。

マニュアルからの脱却

美容皮膚科を専門とするにあたって、きっちりマニュアル化・分業化された・・・工場のような流れ作業にするのではなく、機材はもちろん、その設定パラメーター1つずつにもこだわって診療がしたいという思いで始めたクリニックでした。ただ、自身の体感としてこのような形の診療を受けようと思うと、驚くほど高額なセレブ価格になる事が多かったのです😅もちろん、かかるコストなどを考えると、仕方のない事かなとは思うのですが、美容医療は継続して取り入れていく事が大切だと思っていたので、何とかこのような形を継続可能な価格でやっていきたいと思い、私なりに挑戦し続けた3年間でした。特に今年は、原材料費の上昇や為替の影響をダイレクトに受けた年ではありましたが、クリニックにとってコスパが良い物を集めるのではなく、患者さんにとってのコスパを常に考え、本当に効果がでるものを、継続可能な価格で提供したいという思いを大切にしています。

特にレーザーなどの施術内容にはこだわっていて、スタッフと一緒に毎日、専用機器で撮影した患者さんの肌写真を供覧して、前回の治療でここがよくなっている、ここがもう少しだ、だから次はこの設定をこうしてみようと思うと、考えを細かく伝えるようにしています。そうすることで、1回目はこの出力2回目はこの出力、と何となくマニュアル化された施術を提供するのとでは、過程も結果も全く異なるものになると確信しています。スタッフがその患者さんの経過や、気を付けるべき点、自分が何のためにその人にそのレーザーをあてているかを理解することで、何も分からずマニュアル通りに規格化されたレーザーを照射している場合と違って、よりパーソナライズされた治療が可能になるのです。また、スタッフ側に「この人をきれいにしてあげたい」というモチベ―ションが生じることにより、より丁寧で繊細な施術に繋がります。スタッフにとって、「時間内にこのレーザーを何ショット打つこと」が目的になってしまうのでは、本末転倒かなと思うのです。(規模の大きい美容クリニックの看護師さんが辛くなる原因の一つとして、たくさんの患者さんを相手に限られた時間内に、ひたすら施術を繰り返す時の、精神的なモチベーション維持の難しさと、腱鞘炎や腰痛などがありますよね💦)

「いや、肌に合わせた施術をするって、そんなのあたり前やん」と思われるかもしれませんが、日本では現在、一般的に誰が受けても大丈夫であろう治療域に設定されたマイルドなマニュアルに従って施術をすすめていくことが多いと感じています。(これは美容において、初回の数回だけ反応したとか、何度受けても変化がないという形で実感されることも多いかもしれません。)もちろん、ダウンタイムが許容されにくい日本において、この方法が広く浸透した事は納得しやすく、必ずしもだめな事だと言っているわけではないのですが、日本人女性の肌は元来、少しの刺激でくすみやすく、扱いが難しいことを考えると、難しい側面もあるのかなと思うのです。またよく聞くトラブルとして、施術中に患者さんが前回より強くしてほしいといわれ、施術をする看護師がよかれと思って”強く”やって大変なことになったという物があります。こちらも、「いや、いつもやっているなら、これ以上強くするとだめだとか分かるやろ」と思われそうなのですが、この判断は時に医師でも意外と難しく、その人の肌質や色味だけでなく、季節ごとの傾向、肌の調子や機材のクセまで様々な要素が絡んでくるので、有害事象のリスクやダウンタイムは最小限に、効果をしっかり出すということは、総合的な判断とある程度の責任が求められる事だったりします🙄レーザーって強くやれば反動がくるので、強めれば効くってものでもなかったりするのです💦

流行している施術?

そういえば、最近いつも来てくださっている方に、SNSでみた〇〇が流行ってるけれど、導入されますか?とお問い合わせ頂くことがあるのですが、ネットや業界全体で流行しているものは概ねCHECKしていて、医学的にある程度納得できるものや、良さそうと思えるものは全て試すようにしています(試したい物が渋滞して時間がかかることも🤣)ただ、有効性・有害事象も含めてあまりに未知すぎると感じたものや、自分が使いたいと思えないものは避けています😅

特に点滴のように体のバリアを通さず、無理やり血管内まで入れるような物、いわゆる美容点滴に対しては私は慎重派です。エクソソー〇点滴も、全身性のリスクを考えると提供は難しいかなと💦 点滴系は、自分なら受けたくないと思う物が多すぎる… 外用剤も普通に塗るだけなら良いのですが、ダーマペンやポテンツァの後のようにバリアを突破した直後に塗る物には慎重で、少なくともCIC〇マスクとかは避けている💦 皮ふに接した物がある種のアレルギーを誘発するなど、予想外のことが起こることもありますし(お茶石鹸の事件など)ハーバルな物はあまり好まなくて、もう少しちゃんとした根拠のある成分で取り入れたいと思っています。害はなさそうだけれど、お値段的に、この価格でこの効果なの?と思ってしまう物もあまり入れないことが多いかな💦

長々となりましたが、自由診療において機材・メニュー選択をはじめとした診療方針の中には、その先生が何を大切に思っているのかの考えが色濃くでていて、面白いよねと思う今日この頃でした🤗💫皆様、よい年越しを!!