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金ドブ施術???

SNSの美容関連って、刺激的なワードが並びますね。参考になる情報もあるし、嘘もいっぱいあるので注意が必要です🙄SNSでは少し刺激的なタイトルの方が伸びがよいみたいで、ちらほら見かけるワードの1つに「金ドブ施術」があります。刺激的な言葉すぎてあまり好きではないのですが、コスパ的な意味で、医療者側と患者さん側との認識のずれがおこりやすいものがそのようによばれる事が多い印象です。「この金額を払えば、このくらいの効果は得られるだろう」という感覚を裏切られた時の言葉かなと。確かにそういう施術はあるかもなと。いくつか例にとって考えてみたので、あくまで、完全に、完全に私の個人的な考えとして参考にしてみてください😆

金ドブ??

「ボトックス」⇒現在流通しているものは3ヵ月程度で効果がきれていくものが多いです。ボトックスは基本的には、シワが刻み込まれるのを予防する施術になるので、くっきりシワが入る前に定期的にうつ必要があります。定期的な施術なので、コスト面での重みは感じますが、予防的な施術に対して金ドブって思うかどうかは、その方の価値観の問題な気もしています。注射だから当然痛いし、内出血がでることもあるし、サウナや半身浴もしばらく控える必要があるし、献血できなくなるし、ボトックスだけしていてもキレイになっていくわけではないので、アンチエイジには他の施術もまじえる必要があるし。コスト面に関しては、ジェネリックを使用することで抑えることが可能なので、私は定期的に続けております。

「ベビーコラーゲン」⇒目回りの注入剤で、1ccで10万円くらいが相場の高額施術の1つです。ヒアルの様なチンダルをきたしにくく、医療者側としては直後から綺麗に仕上がるので、使いやすい注入剤の1つです。ただ代謝がとても早いため、初めて注入された方の場合は1-2ヵ月くらいで無くなっていくような。何度か入れていけば少しずつは定着していく感じですが、なにせ1ccが10万円を超えてくる高額なものでもあるので、初めてベビコラをされる方に、この説明なしに良い所のみお話して施術をした場合、患者さん側からみるとこの価格で1か月で元通りになってしまえば、驚かれるかもしれません。これは説明によって緩和できる所ですが、そこまで説明されない事も多いような。また、生物製剤なのでベビコラも感染症リスクで献血はできなくなりますね。

「溶ける糸リフト」⇒これも誤解が多い施術の一つで、よく何十万もかけたのに効果を感じなかったとか、1か月で元通りになったとか、相談をうけます。医療者側にとって、糸リフトは基本的にはたるみ予防の一環として取り入れるものという認識であるのに対して、患者さん側はたるみが根治して、ビュンっと手っ取り早く引き上がる施術と思われている方が多いのかなぁという印象です。基本的にはハイフと同じように、年1回とかメンテナンスとして受けて、たるみの進行を緩やかにさせる施術の一つだと思っていますが、だからこそ20代や30代前半からやるものではないのかなぁと感じていて🙄 顔に糸を入れて、それが体内で反応しながら溶けて、またまた顔に糸を入れて、っていうそんな攻めたメンテナンスをあまりに若いうちから頻回に繰り返すのには個人的には少し抵抗があったりしますし、適応を選ばなければいけないのかなぁと感じています。

「スネコス」⇒スネコスをはじめとする注入剤は、目的を間違えるとちょっとな、な施術だったりします。これらの製剤は、充填剤としての役割はないので、目回りがくぼんでいるから打ちたいとか、たるみをケアするために打ちたいというのは違うのかもしれません。個人的にはお肌の栄養剤だと思っているので、何かを改善してやろうとして使うよりは、ちょっとキメを整えるイメージで使用するもので、レーザーやニードルでメンテナンスされている方が+αとしてやる上級者メニューかなと思います。スネコスに関しては1週間おきに注射しない意味ないっていうのもちょいハードル高め。

「セラピューティック」⇒これは賛否あると思いますが、副作用・後遺症(?)が多いことと、必須ではない製品まで買わされがちなことと、かかる期間・コストとダウンタイムの割に表層アプローチのためシミの再発は早いということが気になる点かなぁ。一時的に肌がキレイになることと引き換えに、皮膚の菲薄化・赤ら顔・乾燥肌といった副作用は難治性で残りやすかったりするのがちょっと厄介かも。特に、何度もセラピューティックをされている方の肌は、ツヤンツヤンに輝いていきやすく、ビニール肌として揶揄されたりもしますね😥 セラピューティックはやるとしてもレーザーと併用してごく短期にとどめておく方が良いかなと思っていて、ピコプレミアムという、レーザーしみ取り放題と部分セラピューティック(Tr+HQ)と内服をセットにしたメニューなんかも作ってみてはいます。

「ハイフ」⇒これも認識の問題になるかなと思うのですが、ハイフをたるみきった状態をグッと1回で完全に引き上げる施術と認識しているとがっかりする可能性があります。ハイフって年1~2回、定期的に受けていければ、たるみの進行スピードをぐっと緩めてくれる、とても心強い味方だと思うのです。シミは重度でもリセットしていくことができますが、たるみに関しては進行すると改善するためにはリスクを伴う手術を受けるしかないので、早めのケアが大切だと言われています。ポイント照射のローリングタイプや複数列照射するタイプに関しては、ハイフの狙いからいくと、ちょっと賛否あるだろうなと思ったりはします。私も定期的に必ずやると決めている施術の1つです。ハイフはエステ用の不安定な機械もでていて、たるみ治療というよりは直後に少しすっきりするだけの、すごくマイルドなものや、聞いたことないような機械もでています。ウルセラ(しっかりすぎる)、ウルトラフォーマー(調度よくしっかり)、ウルトラセル(ややマイルド)あたりであれば間違いないかなと。

「RF」⇒エステティックなRFが多く、とてもマイルドでたるみ治療と言うと語弊があるかなと。「ぽかぽかする程度で痛くない」という言葉は、そういうことだと思っています。ポテンツァのダイヤモンドチップとかもとてもマイルドかな、たるみまで効かすしっかりしたRFなら、サーマクール(しっかりすぎる)、オリジオ、ボルニューマ、そしてデンシティ(調度よくしっかり)!!

「イオン導入・エレクトロポレーション」⇒よく何回コースを受けたけれど変化を感じないという相談が多いメニューの一つです。数千円で受けられることも多く、比較的安価で、痛みやリスクなく気持ちよく受けられるスキンケア施術として、もちろん良い物ではあるのですが、大前提としてこれらは美容液導入なのであくまで他の施術を助けてくれる物で、だれでも単品で受けて肌自体を変えるものではないような気がしています。良い適応として重症 肝斑で活動性がコントロールできない時に、レーザーをする前に、美白薬剤導入として活動性を一時的に抑えるために使用したりしますが、他の施術との併用が前提な気もしています。最近は、レーザー後のクーリング時に冷却モードで使用することで、肌鎮静・レーザー刺激によるメラノサイトの活性化防止に使われたりすることが多いかもしれません。

「トーニング・シャワー」⇒これが、単品で適応となる方はごくわずかだと思います。適応とタイミングと組み合わせに工夫してあげれば本当に良い物だと思うのですが、単品でこれらだけを続けても限界があります。くすみ・赤み・毛穴・小じわに効きます!って全部かすってても、あたかも何にでも効く万能施術のように横並びで説明しちゃうのはフェアじゃないかなぁと。1064のトーニングで本気でくすみをはらすなら、2週に1回は照射する必要があるし、シミ予防に使うのも違うと思うし、やりすぎると白斑がでたり、シャワーで毛穴治療や脱毛ができるとうたうのも、誤解を招くのでちょっと違うかなと。

「美容サプリ・内服」⇒多分すぐ目に見えて効果が見えるものではないから揶揄されがちなのかな? 確かにSNSとかをみると、怪しげなものや、それはいらんやろというサプリも見かけますし、美白サプリとしてトラネキサム酸を漫然と飲むとかはやめてほしいなと思うのですが、ちゃんとしたタイミングで適切なものを飲めば、心強い味方になってくれるものだと思います。ただ、基本的にはある程度の期間飲み続けるものだったりするので、あやしげな物や、高価すぎる物、安価すぎる物、よく分からない物は避けてほしいなとは思っています。

ベーシックなものなのに金ドブと言われてしまうものって、結局は説明の仕方だったり、やり方だったり、認識の違いだったりするのかなぁという印象です。医療機器を使えば「医療」と呼べるわけではないのだと実感していて、医師がお飾りであってはいけないし、不明な事も多いジャンルではあるものの、自分がよく分からないものをメーカーさんの説明通りに提供してしまうのは避けたいし、患者さんに良い所のみをアピールしてすすめるのはフェアじゃないかなぁと感じてしまったりします。悪い所・デメリットを伝えたら、患者さんが受けなくなってしまうという心配は分かるのですが、いざ悪い事がおきた時に、取返しのつかない不信感を生むような。あまり大きな声では言えないけれど、個人的には、ハイフやボトなどのベーシックなものより、雑誌やSNSではやっている流行治療こそあれれ?🤔な物が多いなって思うのですが、どうなんだろう? ワイコ+シスペラをセットにして塗るとか攻めたいのか守りたいのか分からないちょっと分からない適応が限られそうなものが流行したり、SNSで映える色や形状のクリーム(?)を使用した施術とか、薬液にもよりますが、水光注射とか痛みと効果が割に合わないなと感じたり、その薬液を本当に注入したいん?というものや、なんでそれが流行っているんだろうと色々と考えてしまうものは数多く、SNSを中心に瞬間的に波及していて、効果のわりにかなり高額だったりしますが😅 新しい物ってしばらく使うと、前評判と全然違ったということはよくおこるので、しばらくすると、以前すすめられていたものには触れられなくなっていて。全ての方に適応のものなんてないわけで、長く残っているものこそ良い物かなぁと思う今日この頃。エイジングケアとしては、ベーシックなものをコツコツと続けることこそが大切だと思うのですが、やはり続けていくと段々と飽きもくるし、エイジングはどうしても進行するので、何か新しいものをしてみたくなったりする気持ちはよく分かります😂新しいものが好きで、流行の物を受けたいというのも、もちろん良いと思うのですが、中には美容が初めてで、よく分からずSNSで絶賛されているものを受けてみたという過去の私のような人間も一定数でてしまうと思うので…確かな信頼と実感を得られるものに出会えますように。長くなってきたので今回はこの辺りで😋